矯正治療の痛みについて

矯正治療を行う場合、痛みを伴う処置や期間があります。

矯正治療のお痛みについてのご説明と対処法についてのご説明をいたします。

 

痛みを感じるパターン

  • 矯正力をかけたときに歯自体に感じる痛み
  • ワイヤーや矯正装置が当たって痛む
  • かみ合わせが変わって一部分だけ強く当たって痛む
  • 固いものをかむと痛む
  • 抜歯やコルチコトミーなどの外科処置後に痛む
  • 知覚過敏を感じる
  • 矯正中に虫歯が痛んできた
  • 歯茎が腫れた

といったことで痛んでしまうことがあります。

それぞれの痛みをご説明いたします。痛みの対処法も合わせて解説いたします。

 

矯正力をかけた後の痛み

矯正治療後に歯にかかる力が強いと歯にお痛みを感じます。これは強い力であるほど痛みは強くなります。

 

対応策としては弱い力がかかるワイヤーを選択する、摩擦の少ない装置を使用するなどの方法を選ぶことでお痛みは軽減します。

 

 


ワイヤーや矯正装置が当たって痛む場合

ワイヤーや矯正装置が当たってしまう場合は、ワックスや柔らかいカバーを装置の上にはることで痛みを和らげます。

 

口内炎になってしまった場合は、口内炎のお薬を塗る前に、当たる原因になる部分をカバーしてあたりを抑える必要があります。


かみ合わせが変わって一部だけ当たる痛み

矯正治療中によく起きるのですが、歯が並んでいくときに数か所でしか歯が当たらないことが起きます。

 

こういった場合数か所当たっている部分にかむ力が集中してしまうため、歯にお痛みを感じてしまうことがあります。

 

歯の接触を分散させるために奥歯のかむ面などにセメントなどを盛り足したりしてかむ力が特定の歯に集中することを防ぎます。


固いものをかむと痛む

矯正治療中は歯と骨の結合が弱くなっています。固いものを思いっきり噛むことは避けていただく必要があります。

 

どうしても固いものをかむ必要がある場合は、細かくしてかんでください。できるだけ細かくすることで弱い力で咬めますのでお痛みを抑えることができます。


抜歯やコルチコトミーなどの外科治療後の痛み

外科処置後1週間ほど腫れてしまったり、お痛みが出てしまうことがあります。個人差がありますがあまり痛まないことが多いようです。

 

お痛みが強い場合は、痛み止めや抗生剤の追加処方をいたします。