歯ぐきの下がってしまっている方の矯正治療は、要注意です。
特に成人の方で矯正治療をされる方は歯茎が下がってしまっている場合があります.こういった場合は、そのまま矯正治療を行うとさらに歯茎が下がってしまう事が多いため,矯正治療前に歯ぐきの再生治療を行う事をお勧めしております.
歯ぐきの再生治療は移植を伴う歯茎の回復方法です.歯周病の治療などで行われています.
なぜ歯ぐきの再生治療をお勧めするか。
歯並びが顎の骨より広がって並んでいる場合や、長期にわたる矯正治療を行うと歯茎が下がってしまう事があります.
前歯の反対咬合の方の矯正治療後に下の前歯の歯茎が下がるケースが多いように感じますが,これは下の前歯の部分の顎の骨が薄い事によるのではないかと思います.
歯茎が下がったときの再生治療ケース
10年以上前に前歯の反対咬合の矯正治療を行ったというケースです.歯茎が下がってしまったという事で、相談に来院されました.
下がってしまった歯茎の部分は歯の根っこのため、色が少し濃いように見えています.歯の長さが長く見えます.
下がった歯茎を歯茎の再生治療で覆いました.歯と歯の間の隙間は歯石を取った後に下がりましたが,間をレジンという歯に近い色のプラスチックをくっつけて埋める事は可能です.
歯列矯正モニター治療を希望される方は下記のリンクページに詳しい無いようを記載させて頂いております.クリックしてご覧ください.
歯列矯正モニターのページ
~歯茎の再生治療の注意~
矯正治療後に歯茎が下がってしまうことがあります。
お写真のケースでは下の前歯6本の歯茎の再生治療を行っています。治療前に歯の根っこが透けて見えてしまっていましたが、治療後には歯茎の厚みも増して下がった歯茎の一部も覆うことができました。
お写真を見ていただいてわかるように回復した歯茎が剥がれてしまっているということはありません。しっかりと厚くて丈夫な歯茎が出来上がってきています。
歯茎の再生治療は保険外診療となります。当院では、歯茎の再生治療1~3本で7万7千円(税込)かかります。
歯茎が下がって歯の根っ子が露出しています。このケースのように歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。
歯茎が下がって歯の根っ子が露出しています。このケースのように歯と歯の間の骨が吸収して隙間ができているケースでは、歯と歯の間の歯茎の回復はあまり期待できません。見た目がきになる場合は、ダイレクトボンド法(保険外診療で1箇所3万円税別)にて隙間を埋めることも可能です。
リスク
外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。
歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。
~矯正治療を行う際の注意~
ご存知の方も多いと思いますが、矯正治療は保険外診療となります。モニター料金で全体的の矯正治療を行う場合、検査代3万3千円(税込)と矯正費用総額¥437,800-(税込)がかかります。また、増骨矯正治療をする場合は、骨の必要な量によって料金が変わります。
また、終了期間はおおよその目安となります。歯の動き等によって期間に個人差があります。期間の保証するものではありません。
歯列矯正モニター治療を希望される方はただいま無料カウンセリングを行っておりますのでご利用ください.
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